バーで飲もうとしたとき、メニューを置いていないバーも多いので、頼むお酒を事前にいくつか頭に入れておくことを最初はおすすめします。
だいたい、3杯飲む計算で計画を立てます。
1杯目
ジントニック、という方が多いです。
シンプルなカクテルながら、そのお店の作り方によって味が違ってきます。
ジンやライムなどの材料の違い、作る工程、技術の違いを楽しむことができます。
ほかには、ハイボール、ジンフィズ、モスコミュール、夏ならモヒートなど。
ソーダで割る系のカクテルで、外から来た渇いた喉を潤すのにもちょうどいいです。
また、最初から凝ったカクテルを注文すると、提供までに時間がかかるので、比較的さっと作れるカクテルで、どこ店でも作っているカクテルが好まれます。
「サワー系でないもので、一杯目にいいものがないか」
あるバーテンダーに相談したとき、「フローズンダイキリというのもいいのではないか」と提案いただきました。
さっと飲めて、喉も潤う。暑い夏の夜の一杯目にはなかなかよかったです。
ただ、フローズンはブレンダーがないと作れません。音も大きいのであえて置いていないお店もあるので、頼むときは遠慮がちに、「フローズンダイキリとかできますか?」と聞くように注文しましょう。
2、3杯目
基本的にはだんだん度数を強くしていくのがいいです。
サワー系で始めて、ショートカクテルやロック、ウイスキーストレートなど。
3杯目にウイスキーストレートと決めて、2杯目をウイスキーベースのニューヨークやマンハッタン、ロブロイ、ゴッドファーザーなんかにしてもいいです。
ショートカクテルで有名なのは、カクテルの王様マティーニや、X.Y.Z(エックスワイジー)や、ギムレット、マルガリータ、など。
マティーニはカクテルの中でも強いので、最後の一杯にするのもいいです。
参考までに、私は次のようなオーダーをします。
ジントニック→ギムレット→マティーニ
ジンフィズ→X.Y.Z.→フルーツカクテル
モヒート→フレンチコネクション→スコッチウイスキー
モヒート→アレキサンダー→パリジャン
モスコミュール→ニューヨーク→マンハッタン
上の2杯目を入れ替えてみたりして、組み合わせることが多いです。
ベースを合わせてみたり、風味を合わせてみたり、反対に崩してみたり、ビルド、シェーク、ステアの技法をそれぞれみれるように組み合わせてみたりします。
ただ、基本的にはそのとき自分が飲みたい気分のものをオーダーするのが一番です。
初めて入るお店での一杯目だけ、あまり特殊なことをしないように気をつければ、それ以外は自由でいいのではないかなと思います。
カクテルのレシピもまとめておきましたので、ショートかロングか、何がベースかを知った上で頼む際の参考にしてください。