バーと一口にいっても、ホテルの最上階にあるようなホテルバーや、食事もできるダイニングバー、テーブル席がメインでどちらかというと仲間とワイワイやるカジュアルなバーもあります。
とはいっても、バーというと、カウンターがあって、少し薄暗くて、バーテンダーは数人、お客も自分の酒に集中してるような、いわゆるオーセンティックなバーを想像するかと思います。
オーセンティックなバーも店により少しずつ特徴があります。
その違いが、好みかどうかに関わってくるのですが、実際、どんなところに違いが出てくるのでしょうか?
内装
カウンターの形・長さ・配置、バーテンダーとの距離、バッグバーのお酒の並び、テーブルや椅子、照明、など内装・インテリアは雰囲気が大切なバーのチェックポイントの一つです。
客層
周りに気を遣って話をしているか、ワイワイと話しているか。これは好みですね。
あとは、馴染みのお客が多いか、初めてのお客もいるか。
馴染みのお客がいないお店は、少し心配。リピートするほどでない?と思ってしまう。
でも、だからといって馴染みのお客とばかり盛り上がっているバーは、新入りにとっては全く面白くないです。
でも、行きつけになってしまうとそういうのが心地よくなるのかもしれません。
馴染みのお客がいても、そのお客も長居することなくさっと飲んでいき、バーテンダーも馴染みのお客だけでなく、新入り客にも丁寧に接客しているバーが最初は入りやすいですね。
バーテンダー
どういう会話ができるか、というのが通い続けることを考えたときは大切なポイントです。
そして、お酒の作る技術はもちろん、チョイスのセンスも重要。多く話をするわけではないので、二言三言の会話で好みを理解してくれるか、というのは重要。
美容師を指名でお願いするのに似ています。
好みが伝わって、まさに自分の好みのものが出てきたら、何度も通っていいと思います。
ただ、これはお酒を作るバーテンダーが1人で、その人と直接会話できるバーに限ります。
バーテンダーが複数いるバーや、注文を受ける人と作る人が離れている場合は、好みまで覚えてくれる可能性は低いので、違った楽しみ方をしましょう。
場所
職場や自宅からの距離、駅からの距離といったロケーションは、通うことを考えると大切なポイントです。
ただ、少し離れたところでも、「1度行ってみるといいですよ」とオススメされたバーは、どんなバーがあるのかの経験のために1度行ってみてもいいと思います。
メニューの有無
メニューを置いておらず、好みを伝えていただければおつくりします、というバーが多いです。
はじめはあると気持ちが楽ですが、慣れてくると、そんな野暮なものはないバーのほうがバーという場所を楽しめます。
お酒のラインナップ・カクテルの知識
ときどき、わりとよくあるカクテルを知らないことがあります。どんなカクテルまで対応できるかをみて、そのお店にあった楽しみ方をしましょう。
また、フルーツカクテルに力を入れている、フレッシュフルーツが置いてあるところは、是非、「今の季節はどんなフルーツがありますか?」と聞いてみましょう。
ビールがあるバーもあります。たいてい、ビールにこだわりをもっているので、ビール置いてるんですね、どこのビールですか?などと聞きながら一杯いただくのも楽しいです。
ウイスキーの品揃え
現行のボトルか、オールドボトルまであるか、スコッチが豊富なのか、バーボンが揃ってるのかなどをみて、聞いてみて、好みのラインナップかがポイントです。
フードはあるか、つまみはなにか
フードはないことが多いのですが、ある場合はやはりこだわりがあるメニューのはずなので、会話の流れで頼んでみましょう。
グラスのこだわり
バカラで揃えてる、とか、ショートカクテルだけど足のないグラスを利用する、とか。バーでお酒を飲むときの楽しみのひとつでもあります。
価格、チャージ
何杯でいくらかを覚えておいて、次に来るときの参考にします。
最終的には
どういうシチュエーションで使うのがいい店かを判断します。
1人でふらっと来るのがいいのか、大切な日にご褒美として来るのがいいのか、仲間と数人でゆっくりと飲むのがいいのか、嫁や恋人を連れてデートで利用するのにいいのか、などなど。
ここは、こういう時に来ようと決めて、いろいろなバーを見ていくとおもしろいです。